24日のおじさんの巻

痩せた背の低いおじさんが半裸で私にパンチを繰り広げるが、その拳の遅いこと遅いこと。たまに掠りはするが、味噌汁に麩を落とすがごとく軽い。

息を切らすおじさんを尻目に、腕組みをする私。

おじさんは呼吸を整え、ブルース・リーのように精悍な眼差しを私に向けるとこう言い放った。

「わたしのはね、毎月24日だけ、ヒットする技だから、24日に来てもらえたら、君、

毎月24日はすごいんですよ、わたしの技」

だから何だ、私がノコノコ24日に顔を見せに来るとでも思っているのか。